スポーツで調子が悪くなる原因の一つに疲労の蓄積があります。
しかし、スポーツ選手にとってこれはジレンマです。
スポーツを上達しようと思えば、辛さに耐えて練習しなければなりません。
例え本人が辛いと感じなくても、練習すればするほど、
上達すると同時に、疲労も蓄積するのは当然の事だからです。
ただ、一般的には疲労は「寝れば取れる」「休めば取れる」と考えられています。
しかし、それで本当に取れてしまうのならば、
筋肉の張り・肩こり・腰痛など、疲労が原因となる体の不調の多くは出ないはずなのです。
よく言う「スランプ」というのも、単に疲労の蓄積によって体の各部分が思ったように動いていないために起こる事が多いのです。
ある程度以上疲れが蓄積すると、ただ寝たり休んだりするだけでは、疲れが取れなくなってしまいます。
詳しい事を書くと、長くなるので極々簡単に書きますが、
「疲れを回復させる機能」まで、
うまく働かなくなる程疲れがたまってしまい悪循環に陥っているのです。
この場合は、自力で回復させるには、やはり一時的にスポーツなど負荷のかかる運動は完全に休んで、
ウォーキングなどの有酸素運動のみにしなければなりません。
しかし、練習も試合も休めないのがスポーツ選手ですから、悪循環からなかなか抜けきれない人が少なくありません。
そんな時に、整体は役立ちます。
ただ、スポーツ整体の項目で書いている様に、疲れがたまった時だけ来院されるのはスポーツ整体に当てはまりません。
「ベストコンディション」を保つために、上記の様な悪循環に陥るのを防ぐために、症状を感じていなくても、定期的に受けるのが本当のスポーツ整体です。